こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「整骨院・接骨院・整体の集客がうまくいかず、売上が安定しない」
「競合が増える中、どうやって差別化したらいいのか分からない」
「SNSやオンライン集客には苦手意識がある」
そんなお悩みありませんか?
整骨院・接骨院・整体を繁盛させるには、さまざまな集客方法を把握し、来院理由や顧客パターン、コスト、効果が見込める期間を考慮して、ベストな集客方法を選択することが重要です。
また、整骨院・接骨院・整体の数は年々増えているため、競合に埋もれないために、差別化を図ることも欠かせません。
そこで今回は、整骨院・接骨院・整体で具体的にどのような集客方法を取り入れると良いのかを分かりやすく解説していきます。
この記事を参考にしていただければ、自院の現状に合った集客方法をすぐに取り入れることができます。
整骨院・接骨院・整体の集客がうまくいかない理由5つ
整骨院・接骨院・整体の集客がなかなかうまくいかない場合は、以下のような理由があると考えられます。
- 他院との差別化ができていない
- ターゲットが明確になっていない
- 口コミが活かせていない
- リピーターが少ない
- お客様が満足できるサービスを提供できていない
他院との差別化ができていない
整骨院や接骨院、整体などは近年増加傾向にあるため、他院との差別化をして「自院にしかない魅力」をアピールできていなければ集客が難しい状況です。
もともと柔道整復師の養成学校は14校しかありませんでしたが、規制緩和により平成23年度には104校に急増しました。その結果、柔道整復師の数も急増したため、現在、整骨院や接骨院の競争が激しくなっています。
たくさんのライバルがいる中で選んでもらえるようにするには「他の整骨院に行くよりも、この整骨院に行きたい!」と思ってもらえるように差別化を図る必要があります。
ターゲットが明確になっていない
ここでいうターゲットとは「自院のサービスに満足してもらえると想定できるお客様」のことです。
ターゲットを明確にしないまま整骨院を開業すると、いわゆる“なんでも屋さん”になりがちです。“体の不調、なんでもお任せ!”というアピールでは、あまり魅力を感じてもらえない整骨院になってしまう可能性が高いです。
院内のサービス内容については、ターゲットを定め、そのターゲットのニーズに合わせて提供した方が満足度が格段に高まります。
例えば、乳幼児を育てるママさんをターゲットとした場合「ママさんに優しい整骨院」「子どもが一緒でもOK」「保育士さん常駐の託児ルーム併設」などのフレーズがあると魅力を感じてもらえそうですよね。
ターゲットのお客様にとって「これは私のための整骨院だ!」と思ってもらえれば、自院を選んでもらえる可能性が高くなります。
そのためにはまず、ターゲットになりそうな方の性別や生活環境、悩み、ニーズなどをよく調べて、明確にしておきましょう。
口コミが活かせていない
整骨院や接骨院では、満足できるサービスをしっかりと提供できていれば「知り合い同士の口コミ」によって新規のお客様が来てくれることがよくあります。
しかし、せっかくサービスに満足してくれて「他の人にも紹介したい!」と思ってもらえるようなお客様がいても、その時に何もしなければその口コミが「第3者」に伝わることはありません。
今はネットという非常に便利なツールがあるので「第3者」に口コミを広げるために、ネットを活用しない手はありません。
サービスに満足してくれて、何度もリピートしてくれたり、友達を何人も紹介してくれるようなお客様がいたら、その想いをネット上に投稿していただけるようにアクションすれば、さらに集客効果が高まります。
リピーターが少ない
見込み客の中で、来院してくれる可能性の高い人は「過去に来院したことがある人(リピーター)」です。
リピーターの獲得は、新規顧客の獲得に比べてコストがかかりません。全く新しいお客様を集めるには、それだけ広く認知してもらう必要がありますし、魅力をどんどん発信していかなくてはいけないので、その分コストがかかります。
一方、来院してくれたことのあるお客様の場合、来院時のサービスに満足していたら、再来店へのハードルは低いはずです。また、リピーターさんは口コミを広げてくれる可能性も高いです。
そのため、新規顧客を増やすことも必要ですが、まずはリピーターが増えるように注力していくことで集客が加速するでしょう。
患者様が満足できるサービスを提供できていない
1度来院してくれた方が再来院するかどうかは「受けたサービスに満足したかどうか」が決め手になります。
来てくれたお客様が満足するために心がけるべきことは、大きく分けて以下の2つあります。
- サービスを提供する環境が整っている
- 自院のターゲットに特化したサービスが提供できている
技術があればOK!と思われる方もいるかもしれませんが、技術とともに上記の点にも意識を向ける必要があります。
例えば、院内の清掃は行き届いていて清潔感はあるか、あいさつや言葉遣いなど接客態度は適切か、丁寧なカウンセリングをしているか、説明は分かりやすいか、トイレの綺麗さを保っているかなどは重要です。
ターゲットのお客様がご高齢の方の場合は、院内がバリアフリーになっていて、ポップや書類の字は大きめになっているか、などもチェックしたいポイントですね。
きちんと満足できるサービスを提供できているかいまいち分からない…という場合は、お客様に直接「アンケート」をとり、現状を分析するのも手です。
整骨院・接骨院・整体の集客で他院と差別化する方法
整骨院・接骨院・整体の集客において、他院と差別化するために以下の3つの方法を実践しましょう。
- ターゲットを絞る
- 競合他社のリサーチをする
- 自院にしかない魅力を言語化する
ターゲットを絞る
ターゲットを明確にしないと、誰にも魅力を感じてもらえなくなってしまいます。まずは「自院のサービスに満足してもらえる」と想定できるターゲットのお客様を明確にしましょう。
そして、ある程度そのターゲットの範囲を絞るのがポイントです。
例えば「30代女性」をターゲットにしたとしたら、実際には、バリバリキャリアウーマンの独身女性、妊活中の女性、産後・育児中の女性、ワーママで忙しい女性などさまざまな方がいます。
上記それぞれの女性ごとにニーズは異なり、提供して喜ばれるサービスはそれぞれ違うと考えられるので、年代や性別に限らず「どのような悩みや背景があるのか」まで明確にして、ターゲットを絞ることが大切です。
そうすると、自ずとどのようなサービスに力を入れるべきなのか、どのようなアピールの仕方をするべきなのかが見えてきます。
ターゲットを絞る際に、1つ注意しなければならないのは「自院の地域にターゲットの方は本当にいるのか?」という点です。
超高齢化が進んでいる地域で、若い方をターゲットにするのはなかなか厳しいですよね。ターゲットが地域の環境と合っているかどうかも押さえておきましょう。
競合他社のリサーチをする
ターゲットを絞ろうと思っても、どこに絞ったらいいか分からない…という場合は、競合他社のリサーチをしてみましょう。
「自院のある地域名+整骨院」といったキーワードを検索し、ライバルに当たりそうな10店舗を分析してみてください。
分析する際には、以下のような内容をチェックしてみましょう。
- どのようなサービスがあるか
- どれくらいの価格で提供しているか
- 立地はどうか
- どのような予約方法か
- どのような口コミが集まっているか
- どんな強みがあるか
- どんな表現でアピールしているか など
これらをエクセルなどで表にまとめ、自院の特徴と比べてみましょう。
競合他社に勝てそうな自院の強みや他院でやっていないけどニーズがありそうなことなどを探ってみると差別化できるポイントが見つかります。
自院にしかない魅力を言語化する
競合他社のリサーチと分析ができたら、自院にしかない魅力を言語化してみましょう。
自院の魅力は「なんとなくこれかな?」と認識できたけれど、それをどう伝えたらいいのか分からないという場合もあるかと思います。
集客において大切なのは、自院の魅力をターゲットの方にきちんと知ってもらうことなので、そのためにはしっかりと伝わる「魅力的なコピー(言葉)」が必要です。
どんな言葉で伝えたら魅力が伝わるのか、ぜひアイデアを練ってみてください。
1つポイントとしては「ターゲットのお客様自身がよく口にされる言葉やお悩み」に含まれるキーワードを使うことです。
自院のお客様からよく聞くお悩みや何気ない会話から、ポイントになりそうなキーワードを拾ってみてください。また、自院のターゲットに当たりそうな方のお悩みを「Yahoo!知恵袋」などで見てみるのも1つの方法です。
整骨院・接骨院・整体を繁盛させるには?効果的な集客方法13選
「整骨院・接骨院・整体を繁盛させるには、どうしたらいいの?」とお悩みの方のために、実際に効果のある集客方法13つを伝授します。
- ホームページ作成(SEO対策)
- Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
- SNSでの発信
- LINE公式アカウント
- リスティング広告・SNS広告
- チラシ作成・ポスティング
- 店頭の看板・ボード
- イベント活動
- 地域コミュニティとの連携
- 患者様同士の紹介制度
- 地域情報誌・フリーペーパー
- ポータルサイト
- DMの送付
特徴が10秒で分かる!13つの集客方法一覧表〜来院理由・顧客タイプ・期間・コスト別〜
13つの集客方法には、それぞれに適した状況や特徴があります。
整骨院・接骨院・整体の来院理由としては、以下のようなパターンが考えられます。
- 急にケガをしてしまった
- 慢性的な症状で悩んでいる
- 家族の通院先を探している
- セカンドオピニオンを求めている
また、顧客タイプは以下の3つに分けられます。
- 新規の患者さん
- 既存の患者さん (2回目以降のリピーター)
- 再初診の患者さん (過去に来院したことがあるが、間が空いている人)
来院理由や顧客タイプはそれぞれどの集客方法に適しているのかについて、効果が見込める期間やコスト面も含めて、一覧表にまとめました。
集客方法 | 適した 来院理由 | 適した 顧客タイプ | 効果が見込める 期間 | 費用的な コスト | 労力的な コスト |
ホームページ作成 | 全て | 新規 | 中・長期 | ◯ | △ |
Googleビジネス プロフィール | 全て | 新規 | 中・長期 | ◎ | ◯ |
SNS発信 | 慢性的な症状 家族の通院先 セカンドオピニオン | 全て | 中・長期 | ◎ | △ |
LINE公式 | 慢性的な症状 | 既存・再初診 | 中・長期 | ◎ | ◯ |
リスティング ・SNS広告 | 全て | 新規 | 短期 | △ | ◯ |
チラシ作成・ ポスティング | 慢性的な症状 家族の通院先 | 新規・再初診 | 短期 | ◯ | ◯ |
店頭の看板 ・ボード | 全て | 新規・再初診 | 短期 | ◯ | ◯ |
イベント活動 | 慢性的な症状 家族の通院先 | 新規 | 短期 | ◯ | △ |
地域コミュニティ との連携 | 慢性的な症状 家族の通院先 | 新規 | 中・長期 | ◎ | △ |
患者様同士の 紹介制度 | 全て | 新規 | 中・長期 | ◎ | ◯ |
地域情報誌・ フリーペーパー | 慢性的な症状 家族の通院先 セカンドオピニオン | 新規・再初診 | 短期 | △ | ◎ |
ポータルサイト | 全て | 新規 | 短期 | △ | ◎ |
DMの送付 | 慢性的な症状 | 既存・再初診 | 短期 | ◯ | △ |
効果が見込める期間が「短期」の集客方法は、すぐに効果を感じやすい一方で、効果を継続しにくいというデメリットがあります。
効果が見込める期間が「中・長期」の集客方法は、すぐには効果を感じにくいですが、長く安定的に効果を発揮する方法です。
すぐに集客を得たい場合は、短期で効果の出る方法を試しつつ、中・長期で効果を継続できる方法を育てていくイメージができるといいです。
コスト面は、どこまで自分でやるのか、どこまで外注するのかによって変わってくるので一概には言えませんが、一般的な指標をまとめていますのでぜひ参考にしてください。
それでは、13つの方法についてそれぞれ詳しく解説していきます。
1.ホームページ作成(SEO対策)
整骨院や接骨院の公式ホームページは、新規顧客の集客に欠かせません。ホームページは労力的にも、費用的にもコストが比較的かかるため、少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、ある程度投資してでも用意しておきたい集客ツールです。
なぜなら、友達からの口コミやネットの口コミ、GoogleビジネスプロフィールやSNS、ポータルサイト、チラシや看板などで「ここの整骨院、気になる!行ってみようかな?」となったときに、多くの人が公式ホームページに行って「本当に自分に合っているのか」を確かめようとするからです。
気になって検索してくれたのに「公式ホームページが無い!」となると、機会損失になってしまう可能性があるため、しっかりと用意してアピールできるように準備を整えておきましょう。
そして、ホームページに来てくれた見込み客の方に「ここ、すごくいい感じ!予約したい!」「ここなら安心して通えそう」「先生、いい人そう!」といった具合で信頼感を与え、来院につなげられるホームページを作成するのがポイントです。
ホームページにはターゲットの方が「知りたい!」と感じている以下のような内容を掲載することで、信頼感や安心感を与えることができます。
- 施術・サービス内容
- 料金
- 自院の特徴やこだわり
- 院内の清潔感が伝わる写真
- スタッフの紹介・写真
- スタッフからのメッセージ
- すでに通っている方の声
- よくある質問(Q&A)
- アクセス情報
- お役立ち情報
- 予約方法(予約フォーム) など
ホームページを見に来てもらえるように、SNSやGoogleビジネスプロフィール、チラシ、ポータルサイト等さまざまな場所でURLを載せていきましょう。気になった人が、すぐにホームページへ飛んできてくれるように、導線を作るイメージです。
また、自院のことをまだ知らない見込み客の方が整骨院や接骨院を探してGoogle検索することもあるので、SEO対策をして「地域名+整骨院(接骨院、整体)」などの検索キーワードで上位表示させれば、さらに認知を広げることが可能です。
SEO対策の具体的な方法
- ターゲットの方が検索しそうなキーワードを選定し、ホームページ内に散りばめる
- ターゲットの方のお悩みを解決するコンテンツを充実させる
- 週1くらいで定期的に更新する
- ホームページ内で関連性のあるページはリンクでつなげる
- ポータルサイトなど外部サイトにホームページのURLを掲載する
- オリジナル画像を多用する など
SEO対策には、上記のような方法がありますが、正しく実施していくには知識が必要です。また、即効性がないので、根気強く時間をかけて取り組んでいく必要があります。
ホームページをどのように作成し、どのように運用していけばいいか分からない場合は、店舗集客に詳しいホームページ制作会社に依頼するのも手です。
SEO対策を意識したホームページ作成は、安くても約20〜30万の費用がかかりますが、SEO対策がされたホームページであれば、長期で効果が見込めるため、投資する価値があるといえるでしょう。
2.Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップ上に店舗情報を公開し、情報を発信できるツールのことです。最近は、自分の近くにある店舗をGoogle検索やGoogleマップで検索して探す人が増えており、地域に根ざしたサービスを展開する整骨院や接骨院と非常に相性のいい集客方法です。
また、Googleビジネスプロフィールは無料で使えて、ホームページよりも労力がかからないにもかかわらず、集客の効果が感じられやすいので利用しない手はないでしょう。
特に、Google検索やGoogleマップで地域性のあるキーワードを検索すると、通常の検索結果よりもGoogleビジネスプロフィールの情報の方が上部に表示されるため、目立つ傾向にあります。
例えば「大阪市 整骨院」と検索すると以下のように表示されます。
また、上の画像のように、Googleビジネスプロフィールは上位3店舗までしか検索結果に表示されないため、同じ地域に競合が多い場合は、この上位3店舗に入れるように対策をする必要があります。
Googleビジネスプロフィールで自院の上位表示を目指す対策のことを「MEO対策」と言います。MEO対策は業者に依頼せず、自分で行うことも十分可能です。
Googleビジネスプロフィールの登録方法から自分でMEO対策するやり方、上位表示させる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
Googleビジネスプロフィールには、住所・営業時間・電話番号・ホームページのURL・休院日・院内の写真などの店舗情報を掲載でき「ここの整骨院、いいな!」と思ってもらえたら、すぐに電話や予約をしてもらえるようにボタンやフォームを置くことも可能です。
また、どのような検索キーワードで検索されているのか、どのくらい閲覧数があるのかなどのデータを見ることができるので、これらを分析をすることで、さらに集客力を高められます。
整骨院や接骨院の集客においてGoogleビジネスプロフィールを活用するのであれば「クチコミ」機能に力を入れるのが特に効果が出やすいです。
評価の高い口コミが増えれば、検索順位も上がりやすくなりますし、口コミを見てもらうことでより来院につながりやすくなります。
口コミの効果を最大限発揮するためにできることを以下にまとめました。
- 患者様に満足度の高い施術やサービスを提供する
- 満足度の高そうな方に口コミを自ら依頼する
- 口コミ依頼をコツコツ継続していく
- 手続きや精算等の待ち時間の間に口コミを書き込んでもらえるように、あらかじめ口コミフォームのQRコードや口コミ例などを記載したラミネートなどを準備しておく
- 口コミが書き込まれたら、丁寧に返信をする
Googleビジネスプロフィールは誰でも口コミを書き込むことができるため、まれに悪い口コミが投稿されてしまうこともあります。
悪い口コミに対しては、不安に感じるかもしれませんが「お詫びや来院への感謝、改善の意向」を伝えることでイメージはある程度回復できますし、真摯な対応が逆に評価につながる場合もあります。
また、Googleビジネスプロフィールは写真や投稿もスマホから気軽に更新することができ、定期的な更新はMEO対策にも効果があるのでぜひコツコツ取り組んでいきましょう。
3.SNSでの発信
整骨院や接骨院の集客において、SNSでの発信も有効な手段です。SNSによる集客は、開設したばかりでフォロワーが少ないとすぐに効果は出にくいのですが、コツコツ運用していくことで徐々に拡散力が高まり、中・長期にわたって効果を感じられるようになります。
SNSでは、見込み客の方と個別にメッセージのやり取りをしたり、予約フォームへつなげることも可能です。また、無料で利用することができるので、リスクゼロで始められるのもメリットです。
以下のようなポイントを意識して、さっそくSNS発信を始めてみましょう。
- ターゲットが知りたいと感じる情報を発信する
- “整骨院”自体のアピールをするよりも“スタッフの人柄”をアピールするイメージを持つ
- 最初はフォロワーが増えにくいので、すでにリピーターの方などにフォローを依頼する
- SNS上で積極的に交流する
整骨院や接骨院での施術は、スタッフの距離が近いイメージなので、スタッフに安心感や親しみ、共感をもってもらえるかどうかが重要なポイントです。
SNSは“スタッフの人柄”を知ってもらい、安心感や親しみ、共感を感じてもらうのにぴったりなツールなので、自分のファンになってもらうようなイメージで発信していけば、より集客力を高められるでしょう。
具体的には、以下のような内容を発信していくといいです。
- 院内の写真とこだわりポイント
- 院内外で実施したイベントの様子・感想
- 施術に対する想い
- イベントや新しいサービス開始時のお知らせ
- 予約の空き状況などタイムリーなお知らせ
- ターゲットのよくある体の悩みに対するアドバイス
これらの内容を発信する中で、“スタッフの感じていることや想い”をのせることで人柄が伝わりやすくなります。
SNSとはいっても、facebook、instagram、twitterなど様々な種類がありますが「ターゲットの方が使っていそうなSNS」で発信するのが大事です。
例えば、30代〜40代の方をターゲットにしているのであればTwitterやfacebookの利用率が高いですし、20代〜30代の女性であればinstagramを利用している方が多いです。
それでは、各SNSの特徴についても解説していきます。
Facebookは、企業ページを開設することで、住所・電話番号・営業時間・メールアドレス・ホームページのURLなどの店舗情報を掲載することができます。また、写真や動画、文章の投稿もでき、比較的長文でも目を通してもらいやすい傾向があるので、充実した情報発信が可能です。
Facebookの企業ページはSEOにも比較的強く、他のSNSよりも検索結果で上位に表示されやすいのも運用メリットの1つです。
また、レビューを書き込んでもらうこともできるのですが、ユーザーは実名で登録をしているため、その点、より信頼性が高くなるのもFacebookの特徴です。
インスタ(Instagram)
最近のInstagramは、自分が写真の投稿をしたり、友達と交流する以外に、さまざまな情報を得る目的で使う人が増えています。
そのため、ターゲットにとってメリットのある投稿ができるとフォローしてもらえたり、継続的に発信を見てもらえるようになります。
Instagramはビジネス用アカウントとして登録することで、住所・電話番号・営業時間・ホームページのURLの他、予約フォームや問い合わせボタンの設置など来店への導線作りも可能です。
Instagramでターゲットに注目してもらい、見込み客とのつながりを増やすには以下のようなことを実践するといいです。
- ターゲットの方が求めていること(よくあるお悩みの解決方法など)を発信する
- 週に2・3回投稿する
- フィード投稿だけでなくリール投稿(動画)もする
- ターゲットが検索するであろうキーワードを、名前やプロフィールに入れたり、ハッシュタグで投稿に入れる
- イベント等でインスタ映えするフォトスポットなどを設置して、参加者自身のインスタでの投稿を促す
- 位置情報を使う
これらの方法を試す中で、ターゲットの方からの反応がよかったことをさらに強化していくといいでしょう。
さらに、来院したことがある方からのコメントに対して丁寧に返したり、DMでメッセージのやりとりをすることでリピーターにもつながりやすくなります。
Twitterは、他のSNSに比べて拡散力の強いSNSです。気軽にリツイートすることができるので、役に立つ情報や共感を誘うツイート、他の人につい教えたくなるようなツイートは拡散されやすく、多くの人に見てもらえる可能性が高くなります。
特に、リツイートが重なったツイートは“バズる”ことがあるので、一気に認知を広げられることもあります。
プロフィールには、どんな人に向けて、どのような発信をしているのか、フォローするとどのようなメリットがあるのかがわかるようにするとフォロー率が高まるでしょう。
他のSNSよりも気軽に投稿できるので、よりリアルタイムでの発信ができるといいです。イベント時のワクワク感や何か作業をしているときの想いなどもフォロワーにたくさん共有できると、より人柄を知ってもらえるので信頼感が増します。
4.LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、通常のLINEアカウントとは違い「店舗などのビジネス」に活用できるアカウントのことです。
来院してくれた方に、自院のLINE公式アカウントを「お友達登録」してもらうことで、イベントのお知らせ、新しいサービスのご案内、特別な休院日、開院時間の変更などの情報を発信することができます。
LINEは幅広い年齢層で多くの方に使われており、またこちらからメッセージを配信できるため、高確率で自院の発信を見てもらえるようになります。
また、LINE公式アカウントでは、整骨院の住所・地図・営業時間・電話番号などを表示させることができるだけでなく、予約機能の活用、ポイントカードの作成、割引クーポンの発行、他のSNSやホームページを表示することも可能です。
LINE公式アカウントを活用する上で重要なのは「来院してくれた方へ登録を促すこと」です。24時間いつでも簡単にLINEから次回予約できる、LINE登録者限定特典を配布しているなどのメリットを伝えた上で積極的にご案内していきましょう。
LINE公式アカウントは活用のメリットが多く、リピーター獲得のためにもぜひ取り入れたい集客方法です。しかし、デメリットを挙げるとすれば、ブロック(お友達登録解除)のハードルが低いことです。
せっかくお友達登録してくれても、割とすぐブロックされてしまう、というのも珍しくありません。
そのため、ブロックされないように、ターゲットの方のよくある体調のお悩み解決方法やお得な最新情報などメリットのある情報配信をするなど、自院の患者様に喜ばれる運営方法を模索していく必要があります。
5.リスティング広告・SNS広告
SEO対策をしたり、SNSでフォロワーを増やしたりすることで、ホームページへのアクセスを増やすことは可能ですが、それらの方法は効果が出るまでに時間がかかります。すぐにアクセスを増やしたい!という場合には、リスティング広告やSNS広告がおすすめです。
リスティング広告とは、以下の画像のようにGoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索したときに検索結果の上部に表示できるよう設定する広告のことです。「急なケガや交通事故による症状」がある方が急いで整骨院を検索する場合、見てもらえることが多いのがメリットです。
SNS広告とは、FacebookやInstagram、LINEなどのSNS上に表示させる広告のことです。SNS広告は、他の広告よりも地域や年齢層などを細かく設定できるため、よりターゲットにフォーカスした広告出稿ができます。
また、オンラインでの広告は、チラシ等のオフラインの広告よりも内容修正がしやすいので、広告を出した後の反応や分析結果に応じて修正を加えながら、費用対効果の高い広告運用を目指すことが可能です。
これらのオンライン広告は、月に約3〜10万円の費用がかかります。効果的に運用するためには、Instagramやfacebook、LINEなど各SNSの特徴を把握したり、ターゲット層のリサーチが必要なため、ある程度知識も必要となります。そのため、運用を外注するのも1つの手です。
リスティング広告やSNS広告は、広告の枠内に『広告』『PR』などの表示がされるため、ネットに慣れている方には広告であることに気付かれて、敬遠される可能性があるのが難点です。
6.チラシ作成・ポスティング
チラシを作成して、ポスティングや新聞折り込みによって配布するという従来からの手法も有効です。高齢の方をターゲットにしている場合やオープン時でのチラシ配布は特に有効なので、ぜひ活用しましょう。
ただ、チラシの反響率は一般的に0.01~0.3%といわれており、1万枚配ったら1~30人の方の来院が見込める計算になります。大きく反響を得られるわけではないため、それなりに多く配布する必要がありますし、反響率を高める工夫も欠かせません。
チラシの反響率を高めるために、以下のような工夫をしてみましょう。
- ターゲットの方に興味をもってもらえそうなキャッチコピーやデザインを意識する
- 自院の名前や場所、連絡先に加えて、どんなサービスがあるのかを掲載する
- ホームページやSNSなどのURLをQRコードにして載せる
- 手書きまたは手書き風フォントで作成し、温かみをもたせる
- スタッフの顔や院内の様子が分かる写真を掲載する
チラシだけでは、掲載できる内容には限界がありますので、興味をもってくれた方がより自院について知ってもらえるようにホームページやSNSへ誘導するのが大切です。
また、チラシに載せる内容は法律によって、以下のような制限があるので注意が必要です。
- 「地域で最高の施術」などの誇大広告、誇大表現はNG
- 整体師の経歴や出身校、得意分野、経験施術数などを掲載することはNG
- 「〜が治る」「〜に効きます」などの医療行為とみなされるような表現方法はNG
載せていい内容かどうかボーダーラインがわからない場合は、知識がある専門の方に相談すると安心でしょう。
チラシの作成や配布は自分で行うことでコスト削減することが可能ですが、インク代や紙代が割とかかりますし、時間や労力もかかるため、数万円で代行会社に依頼するのも手です。
7.店頭の看板・ボード
店頭の看板は、ターゲットからのニーズがある施術メニューを目立たせたり、料金の目安、営業時間、ターゲットにとってありがたいサービス内容などが掲載してあるといいでしょう。
ただ、店頭の看板についてはオープン当初から設置していることが多いかと思います。常に同じ内容の看板が置いてあっても時間が経つと風景の1つになってしまうため、集客の効果としてはあまり大きいものではありません。
そこで、おすすめなのが黒板のような「店頭ボード」です。書き換えることができる店頭ボードであれば、内容が変わるたびに注目してもらいやすくなります。
注目してもらえる店頭ボードのポイントは、以下の通りです。
- イベントの告知やキャンペーン情報、季節に合わせたお悩みなどニュース性のある内容を記載する
- 通りかかった人がパッと読めるくらいの文量、文字の大きさに調整する
- ターゲットがつい見てしまうようなデザインにする(おしゃれ感を出したり、黒板アートのようなインパクトのある絵を書くなど)
- ターゲットがつい見てしまうようなキャッチコピーを使う
- 空き状況を記載する
- 予約がいっぱいの時は「満枠」であることをアピールする
- 院内の様子が分かる写真を貼る
店頭ボードで普段から印象づけることができていると、ケガをしたり、体調が悪くなった時などいざという時に来院してもらいやすくなるでしょう。
8.イベント活動
新規顧客を獲得したいときにイベント活動を随時行うのも効果的です。整骨院の名前を知られていたとしても、何か特別なきっかけがないと、初回の来院はハードルが高いものです。
イベントであれば、参加ハードルを下げることができるため、来院へもつなげやすくなります。
例えば、以下のようなイベントを企画するといいでしょう。
- 新規の方限定で、無料で簡単な施術体験をしたり、割引価格で施術を行う
- マルシェのような地域のイベントブースに参加して、体調チェックや施術無料体験などを実施する
- 夏祭りやハロウィン、クリスマスなど季節のイベントを開催する
- 無料の施術体験で、自院のSNSの「フォロー」と「いいね!」を条件にする
- SNS上で「フォロワーさん限定で◯◯チェックシート差し上げます!」などのプレゼント企画を実施する
- SNS上でプレゼント企画を行う場合は「RT(リツイート)」を条件にすると拡散してもらえる
ポイントは、自院のターゲットの方が集まりそうなイベントを企画することです。例えば、子育てをしているママさんがターゲットであれば、夏祭りやハロウィンなどのイベントは子どもたちと気軽に楽しんで参加してもらえそうですよね。
ご高齢の方がターゲットの場合は、その方達が集まる地域イベントのブースに参加すると効果的です。
また、20代〜30代の方がターゲットの場合、写真映えするブースを用意したり、楽しいイベントを企画するとSNSに投稿してもらえる可能性があるので、より多くの人に自院を知ってもらえるきっかけにもなります。
イベントでの集客ができたら、その後こちらからアプローチができるように、SNSのフォローやLINE公式アカウントの登録、名前と住所を教えてもらうなど、顧客情報をいただけるように工夫することも大切です。
9.地域コミュニティとの連携
地域コミュニティと連携することで地域市民から信頼感を得たり、認知度を高めることで集客につなげるという手もあります。
集客につなげるためのポイントとしては「宣伝はしなくてOK!とにかく信頼を得る」ということです。
自治体の地域貢献活動やイベント、小中学校の集会やスポーツクラブの限定イベントなどに参加し、体に関する内容の講師を務めたりすることで、地域市民との信頼関係を築くことが大切です。このようなイベントで「宣伝感」が出てしまうと「なんだ…宣伝のために来たのか」と少し気持ちが冷めてしまうので宣伝文句は程々にしましょう。
信頼関係ができれば、いざケガなどで困ったときに「そうだ!あの人のところに行こう!」と思ってもらえます。
10.患者様同士の紹介制度
患者様同士の紹介制度を設けることで新規顧客の獲得につなげることが可能です。また、紹介してくれた方にもメリットがあるように「紹介していただいた方は次回の◯◯を10%オフさせていただきます」といった特典を用意することで、紹介率をアップさせたり、リピーター獲得にもつなげられます。
紹介制度をうまく仕組み化するには「紹介カード」がおすすめです。用紙や印刷代はかかりますが、そこまで高い費用はかからないため、紹介制度がうまく認知されるようにカードを活用しましょう。
紹介カードは、初回の施術後に渡して紹介を依頼し、各種キャンペーン時にはその旨を添えたりするといいです。
紹介制度のデメリットとして、SNSやLINE公式アカウントでの発信やチラシ・広告などの集客方法と比較して、集客の見通しがつかないことが挙げられます。紹介制度での集客は、既存顧客に依存する方法なので、どれくらいの集客を見込めるか予想するのが難しいです。
紹介制度については、他の集客方法と併せて行っていくといいでしょう。
11.地域情報誌・フリーペーパー
ポスティングや持ち帰り自由で無料配布されている地域情報誌やフリーペーパーに広告を出すことで、ターゲットとなる「地域」の方に認知してもらいやすくなります。
地域情報誌やフリーペーパーなどを見ている人は、元々ニーズがそれほど強くない方(体が痛くてたまらないなどの症状が無い方)である可能性が高いので「来院へのきっかけづくり」や「来院へのハードルを下げること」を意識する必要があります。
例えば、広告を見て予約してくれた方限定のサービスを用意したり、QRコードからすぐに予約できるようにしたりするといいでしょう。
掲載料は、地域によって異なりますが比較的高いです。広告紙面の面積が大きくなるほど掲載料は高くなります。オープンしたばかりの時など、一気に認知を広げたい場合には大きな面積で広告を出すのも手です。
12.ポータルサイト
EPARK、エキテン、接骨ネットなどの情報サイトをポータルサイトといいます。ポータルサイトは、新規の方の集客に向いています。
ポータルサイトに掲載することで、より早く多くの方に知ってもらうことができ、その上「整骨院に行きたい」というニーズがある方が見に来ているため、予約につながりやすいです。
ユーザー目線でいうと、地域ごとに整骨院・接骨院・整体をまとめて比較することができ、また口コミ情報も同時に確認することができるため非常に便利です。しかし、院側としては簡単に他院と比べられてしまうので、きちんと「自院を選ぶ理由」が伝わるように他院との差別化やターゲットを絞ることが重要になります。
加えて、ポータルサイトは広告費が比較的高いというデメリットがあります。ポータルサイト経由で予約を受けた場合は手数料を支払う必要があったり、上位に掲載するには追加費用がかかったりすることがあるので利益自体が少なくなくなりがちです。
そのため、長い目で見てポータルサイトでの集客のみに依存せず、ホームページやGoogleマイビジネス、SNSなどの集客媒体を育てたり、リピーター獲得のために他の集客方法を取り入れることが効果的です。
13.DMの送付
DMにはチラシのような不特定多数に送るものもありますが、整骨院や接骨院の集客では来院してくれた方個人に向けて送るDMが効果的です。
例えば、自分に宛てた手書きメッセージが書いてあるハガキは郵便物の中でも目立つので、そのまま捨てられずに読んでもらえる可能性が高いですし、好印象になるでしょう。
メッセージには、来院後の体の様子を気かけたり、来院のお礼を伝えると効果的です。個人に宛てた手書きのメッセージはとてもインパクトがあるので、リピートにつながりやすくなります。
整骨院・接骨院・整体のリピーターを増やす集客方法
整骨院・接骨院・整体では、新規顧客を増やすことも必要ですが、リピーターが増えるように注力していくことで集客がさらに加速していきます。
以下の3つの方法で、リピーターの方をどんどん増やしていきましょう。
- 来院歴があるが3カ月ほど来ていない人にアプローチする
- LINE公式アカウントで発信
- ターゲットの患者さんに喜ばれるサービスを追求する
それぞれ解説していきます。
来院歴があるが3カ月ほど来ていない人にアプローチする
来院したことが全くない方よりも、来院歴がある患者様の方が来院する可能性が高いです。そのため、前回の来院から3カ月ほど間が空いている方にはこちらからアプローチしていきましょう。
1度来院した方には、再度アプローチができるように、顧客情報(住所、メールアドレス、LINE登録など)をいただいておくことが大切です。
具体的なアプローチの仕方には、以下のような方法があります。
- DM(ハガキやお手紙など)やメールで、個人的なメッセージを送る
- LINE公式アカウントで新しいサービスの紹介、割引特典などのお知らせする
アプローチする際には、どんな時期にどのような症状を抱える患者さんが増えるのかを分析してメッセージを送ったり、前回の施術での様子を踏まえて「気遣いの言葉かけ」ができるとさらに効果が高まります。
LINE公式アカウントで発信
1度来院してくださったお客様にLINEで登録してもらうようにすれば、その後こちらから症状に合わせてフォローのお声がけをしたり、新しいサービスの紹介、割引特典、空き状況などのお知らせすることができます。
こちらから定期的にLINE公式アカウントで発信することで「整骨院の存在を忘れかけていたけれど、空きがあるなら次の休みに行きたいな!」などお客様の来院のきっかけづくりをすることが可能です。
また「◯◯で困っていませんか?」というように、よくあるお悩みとその解決方法を発信することで「役に立った」という成功体験を与えることもできます。ポジティブな印象をもってもらえることで、さらに次回の来院につながりやすくなります。
ターゲットの患者さんに喜ばれるサービスを追求する
リピーターになっていただくには「満足できるサービス」が必要不可欠です。今、なかなかリピーターが生まれない…という状況でしたら、ターゲットの患者さんに喜ばれるサービスが提供できているか今一度確認してみましょう。
具体的には、以下のような点をチェックしてみてください。
- 技術力は足りているか(お客様がちゃんと効果や変化を感じているか)
- 症状に対するヒアリングや分析は丁寧に行えているか
- 症状の原因や治療について丁寧に説明しているか
- 説明は分かりやすいか
- 値段に見合ったサービスが提供できているか
- ターゲットが喜ぶサービスを工夫して提供しているか
例えば、ターゲットが「仕事で忙しく、日々の体の不調を改善したい女性」だとしたら、体の不調の改善だけでなく、ウェルカムボードでのおもてなし、おしゃれで清潔感のある雰囲気、癒しのBGMなど施術以外でもターゲットのツボを押さえていると満足感が高まります。
ターゲットの方が、施術以外でどのようなサービスを受けたら嬉しいかを先回りして考えてみるのもリピーター獲得においては重要です。
整骨院・接骨院・整体の集客で注意すべきこと
整骨院・接骨院・整体の集客において、以下のような注意すべき点があるので、これらを念頭に置いておくといいです。
- 広告制限を把握しておく
- 集客にかかる費用対効果を確かめる
広告制限を把握しておく
整骨院や接骨院には、さまざまな法律で広告制限が設けられています。広告制限を違反してしまうと、業務停止や免許取消になってしまう場合があるので注意が必要です。
具体的には、以下のような広告制限があります。
- 「地域で最高の施術」などの誇大広告、誇大表現はNG
- 整体師の経歴や出身校、得意分野、経験施術数などを掲載することはNG
- 「〜が治る」「〜に効きます」などの医療行為とみなされるような表現方法はNG
上記のような内容が法律で禁止されているので、うっかり掲載してしまわないように気をつけてください。
実際に、広告に掲載してOKの内容例は以下の通りです。
- 施術者の名前
- 整骨院の名前、住所、電話番号、メールアドレス、HPのURL、施術時間、アクセス方法
- 休日や夜間での施術実施の有無
- 出張による施術実施の有無
- 予約の方法やシステムの案内
- 駐車設備について
チラシや広告では法律に抵触しないように気をつけて作成していきましょう。
集客にかかる費用対効果を確かめる
集客にはさまざまな方法があり、自院に合った方法や長期的に見てコスパよく効果をあげられる方法を探る必要があります。
なるべく効果をあげられるように、はじめから自院のターゲット層に合っている方法を吟味し、施策を打っていきましょう。
そして、実際にどのくらいのコストをかけて、どのくらいの集客が実現できたのかを数字ベースで分析します。よりコストが少なく、集客数が増やせた方法を中心に継続をしていきます。
ただし、中にはSNSやホームページなど集客の効果を検証できるまで時間がかかるものもあるので、同じ期間で比較するのはナンセンスです。
ある程度時間をかけて育てていく必要があるホームページのSEO対策やGoogleビジネスプロフィールのMEO対策、SNSなどは短期間であきらめず、コツコツと継続をした上で検証してみましょう。
まとめ
整骨院・接骨院・整体を繁盛させるには、それぞれの集客方法の特徴を理解し、来院理由や顧客パターン、コスト、効果が見込める期間を考慮してベストな集客方法を選択することが重要です。また、競合に埋もれないために、差別化を図ることも欠かせません。
状況によっては、短期で集客効果が見込める広告やチラシ、イベント活動などを取り入れつつ、長期的に効果を発揮するGoogleビジネスプロフィールやSNS、ホームページも継続して運営していくといいでしょう。
新たな集客方法を取り入れたいけど、どこから始めたらいいか分からない、自分ではなかなか進められそうにない、という場合は、下記のフォームから気軽にご相談ください。